森の黒熊亭 #Role Playing Guild

ウルティマオンライン飛鳥サーバーで活動するロールプレイ酒場『森の黒熊亭』の日々

Ultima Online TRPG

 こんにちは。1年ほど前からUOの世界観をベースにUO内で出来るオリジナルTRPGを作れないかなと思いながら、作成しています。過去には似たようなオリジナルTRPGを作成していた方もいたようですが、UO内で行うという形は、4年ほど前に復帰した私が知る限りは元飛鳥ベスパー首長OUTさんの『Cthulhu in Britannia』かなと思います。

 私自身はそんなにTRPGの造詣や経験が深いわけではないので、オリジナルに作成するというのは客観的に見て無謀のような気はしましたが、「ダイスロールという不確定さ」「ロールプレイ」「物語」という要素が大好きなので、しばらくは淡々と続けようかと思っています。

 卓上のみでのスタイル、スゴロクのような形、ターン制、ハウスカスタマイズを使用した探索スタイルなど数人のプレイヤーたちにもテストプレイヤーとして時間を頂き、これまで試していますが時間的なバランス、戦闘のバランス、値段設定のバランス、成長の有無、一見でも参加可能などのハードルが中々乗り越えられている気がしません。ただ形が落ち着けば、「脱出ゲーム」などのように定期的に形を変えながら参加しやすいイベントになったり、「冒険や物語を楽しむ」といった遊びも出来るんじゃないかな~と愚案しています。

 このUltima Online TRPGのコンセプトとしては「クトゥルフ神話」などのホラー系(内容としてはUOの世界観に即した上で)、「ソードワールド」「アリアンロッド」「D&D」などのファンタジー系の両方を経験出来るようなものです。また一見でも参加しやすく、かつ愛着の湧くオリジナルキャラクターの作成を可能にすること。ただし成長性はわずかに攻略が有利になる程度で、あまり差がつきづらいようなものになるため壮大な英雄譚のような物語は難しいだろうと想定しています。
 
 所要時間は目標としては1時間~2時間。プレイヤー数は1~3人/回。ソロでも出来るようなスタイルにしたいとは考えています。

 システム的には大きく「探索」と「戦闘」に分かれます。ダイスロールはシンプルにUO内にあるサイコロ(2d6=6面ダイスを二つ)のみを使用して行えるようにしています。

 キャラクタークリエイトはUOのシステムと同様のスキルやステータスを用いて、それらの技能があるほど、何らかの行為をした時の判定が有効に働くようにしています。それらの行為判定はキャラクターのステータスや技能、そして不確定のダイスロールにより判定されていきます。


GM「そこには若い女性が倒れており、近くには幽霊が佇んでいるようです。
どうしますか?」
PL「会話を試みます。」
GM「それでは霊話判定を行いましょう。Spirit Speakのスキル値が3であなたのINTが3のため、基本値は6となります。ダイスとの合計値が11以上で成功となります」

ダイスロール 6

GM「合計は12ですね。成功です。霊との会話を始めます」

 以下は現在、作成しているTRPG関連のページです。興味がある方はまたお読みください。

Ultima Online TRPG
 1. 序文
 6. スキル

TRPG Studio3


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UO小説はどう書くのが読みやすい?③

引き続き、UO小説本についての記事です。繰り返しになりますが、あくまで私なりの書き方であり、決まった形がないのがUO本の味です。興味のある方のみお読みください。

 

6. 会話文の作り方は?

 まず、小説における会話文の一般的なルールとしては以下のようなものでしょうか。

      「 」で閉じる

      「 の文頭は一字を空けない

      会話文の中では出来るだけ改行は避ける。(詰めて書く)

      」の前には句点(。)を付けない。*感嘆符、疑問符は付けます。

      「 」の中の括弧は『 』(引用文、他者の発言など)

 UO小説本では結構色々なパターンを見るので、個人的にはどれがいいか悩ましい部分です。というのも、前提としてUO本では1列に書ける全角日本語がわずかに10字、「 を入れれば実に9字しか書くことができません。そのため、数行かけて書かざるを得ないところがあり、長いセリフはダラダラと長く書かれている印象になるかもしれません。その点が特に普通の縦書き・横書き小説よりも難しい点でしょうか。

 まずは基本のルールに乗っ取って、普通に書いていくと下のようになるかと思います。

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 最初に出したものではありますが、実は私は多少アレンジしながらも、この形を基本で書いていることが多いです。他にも読みやすい形はあるのですが、どれも使いづらい点があるからです。以下で他の例を挙げていきます。

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 これは、それぞれの行の最初の言葉の位置を合わせた形になります。恐らくですが、この形の方が読みやすい方は多いのではないかなという気はします。

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さらにこだわると上のような形になるでしょうか。文章のそれぞれの切れ目を出来るだけ調整した形になります。また、それに合わせて一部の文章も修正しています。見た目はあまり好きではないですが単純に読みやすさで言うと、これがベストかもしれません。

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余談ですがドラクエなどはこの形ですね。読みやすさなども考慮して、恐らく台詞自体や切れ目を調整したりしているのではないかなと思います。

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 では、何故この形を私が選択しないのかというと、微調整が面倒くさいからです。私はUO本にコピーしてから文字を修正、調整したりしていることも多いのですが、その際に空白を作りながら行っていると、修正部分が出たときに上のように色々な部位がずれ、しんどいのです……。その結果として私の場合は落丁などのミスが増えるので、あまりしていないといったところです。

 

 今回は会話文について書いてみました。一番、人によって差が出るところかもしれません。

全三回に分けて色々小説本について書いてみました。何かの参考にでもなれば幸いです。また思いつくことがあれば追加しますが、今回はこの辺りで。



UO小説はどう書くのが読みやすい?②

 意外と反響のあるUO小説本についての記事の続きです。繰り返しになりますが、あくまで私なりの書き方であり、決まった形がないのもUO本の味ですので、引き続き興味のある方のみお読みください。

 

4.『三点リーダー』『ダッシュ』の使い方は?

  三点リーダーとは「…」の記号のことで、ダッシュは「―」の記号のことです。一応、基本としてはこれらの記号は偶数回並べることになっています。そのため使い方としては「……」「――」といった形ですね。三点リーダーの活用法としては『沈黙』『思考』『余韻』、ダッシュの活用法としては『注釈』『余談』『間』などでしょうか。

 さて、UO本ではどのような形が見やすいのかを試してみます。

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 大体よく見られるものとしては上のような形かと思います。小説のルールからすると共に①が正しいとは思います。ただ、個人的にはUO本では少し文字が詰まって目立ちすぎるようにも思います。特に同じページで何度か使うと気になるかもしれません。またダッシュに関しては間に空白が入ってしまうのも違和感がありますね。

②はあえて単数回で使用しているパターンで、しかも「・・・」とそれぞれの点を一文字としているものです。しかしながら、これは結構よく見る気がします。個人的には詰まった感じがなく、見やすさという点では②が一番かなという気はしているので、この形を使用することが多いです。尚、私はダッシュはあまり使わないのですが、空白が気になるので使うときはこちらも②を考えています。

③は単数回で詰めた形にはなりますが、私は時々、文字数の調整などで使用したりしています。少し余韻は感じにくいような気もしますが……。

ちなみにですがNPC本やクエストでは下のように①も②もあり、結構バラバラです。なのでこれも別に正解というのもないとは思います。ただルールを知っている人ほど①のように偶数回使用でないと気持ち悪くなるのではないかなという気もします。

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5. 疑問符と感嘆符の直後のスペースは?

 疑問符(?)、感嘆符(!)に関しては閉じカッコの前以外では直後に一字、空けるのが基本的なルールです。具体的には下のような形になります。

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 このルールに関しては基本的には守っています。というのも空けないと下のようになり、詰まった印象を与えやすいからです。

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 見比べると下のようになりますが、いかがでしょうか? 結構、読みやすさに差は出るような気はします。個人的にはこのルールは読みやすさがグっと増す気がするので踏襲した方がお勧めしたいです。

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 今回はUO本での三点リーダー、ダッシュ、感嘆符・疑問符の後のスペースなどを書いてみました。たぶん続きます。

UO小説はどう書くのが読みやすい?①

 また久しぶりの更新です。UO内では時々小説を書いている私ですが、この記事では書くときに気にしていることなどを書いてみようかと思います。当然ですが書き方に決まりのようなものはなく、人によって違うところも味ですので、あくまで私なりに、という個人的なものです。興味のある方のみお読みください。


一般的に小説などを書く時のルール(お作法)のようなものはありますので、それも参考にしながらUO内で読みやすい形を考えていきます。


1.タイトルは?

冒険隊ガス自殺


 本の題名は基本的にはアルファベットになるため「英語名」「ローマ字」が多いかと思います。私は個人的には英語名で付けるのが好きなのでそうしていますが、この辺は好みの問題ですね。

 

 2ページ目は飾り文字(ネットで「ライン」「飾り文字」とか検索すると出てくると思いますが)を使って装飾して題名を書くようにしています。この辺は私より遥かに凝っている方も多いですね。特に絵のようなものを書ける方も凄いです。

 

2.文章の分け方は?

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 スペースをあけずに完全にコピペをすると、文章はこのような形で記載されます。UO本では最大で200ページという縛りがあるため、文字数が多くなる場合にはこのような部分が出ることはやむを得ないと思いますが、まったく改行されていないとゲーム画面では読みづらくなる印象はあります。それは「文字を一字一字読む」という普通の読み方と違って、映像として見ているところがあるからかなと思います。

 

 ある程度、文章を区切ってみた形が以下のようになります。


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 どうでしょうか? 

 

 恐らくですが、それぞれの文章が区切られている方が、読みやすくなる人の方が多いかなとは思います。私は個人的には文字数の制限と読みやすさの中間を取って、この形で書いていることが多いです。


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 読みやすさを優先すると上のような形もありかもしれません。一つの単語が左右で切れないように出来るだけ調整した形ですね。文字数としては書ける量が減るのと、個人的には読みやすいものの空白部分が気になってしまうので私はあまりしていない形です。


3.行頭は一字あける?

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 小説ルールとして一般的には行頭は一字空けるのが基本かと思います。これは実際UO本でも踏襲されている方はよく見かけます。ただ私はあまり空けないようにしています。ゲーム画面として見ていると何となく違和感があるからです。

 

例えばゲーム画面だと、クエストの文章などは以下のようになります。


USJ


このように行頭に関しては詰まっています。ちなみにドラクエなど他ゲームでも詰まっていることは多いですので、ゲーム画面を通して読むときは、文字を追っていく感じではないところもあるので一字空けることは必須ではないのかもしれません。

 

 今回はここまでで。次回はまた別の要素について書いてみようかと思います。

 

UO小説『雪月花』③

『雪月花』③です。

感想やご意見を参考に加筆修正しています。少しでもお楽しみ頂ける方が要れば幸いです。

―花の章―

1

「で、その花が雪月花っていうんだ?」

 134歳程度の少年ロックが同じくらいの年の少女ミナに問いかけた。

「そうよ、人狼族はみんなこの花をお守りとして持っておくように言われているの」

 ミナは雪のように美しい白い花をロックに見せながら答えた。

 人狼族の少女であるミナが近くの村に住んでいる人間の少年ロックと出会ってからもう三年になっていた。川に滑り落ち、今にも溺れかけていたロックをミナが助けたのが二人の関係の始まりだった。元々、人狼族はあまり人とは関わらず、小さな村を作り、色々な山奥でひっそりと生活していることが多かったが、それは彼らの体質によるものが理由だった。人狼族は満月の夜の光を浴びると、人狼の姿に変わる特殊な種族だった。最も彼らはただ姿が変わるだけで人を襲うなどといったこともない平和な種族ではあったが、人々はそんな人狼族を恐れ、迫害することがしばしばあった。

 ミナとロックの村はミノックの山奥とそのふもとだったが村同士の交流はほとんどなかった。しかし、ロックがミナに助けられて以来、ロックの一家とミナの一家は密かに交流を続けていた。

 

「ロック、そろそろ帰るぞ」

 背中に荷物で膨らんだ鞄を背負った老人がロックに声をかけた。

「うん、じいちゃん」

「気を付けてくださいね。夜の山道は危険ですから」

「ああ、これだけたくさんの秘薬をありがとう。これで村の者たちをまた助けることが出来る」

 老人は人間たちの村の治療師だった。彼に声をかけたのは40歳程度の細身の女性だ。着ている衣服も高価なものではなく質素であることが分かる。しかし、とても美しい姿をした女性だった。

「ミナ、あなたもお二人を見送りなさい」

「はい、母様」

 二人に見送られながらロックたちはミナたち人狼族の村から自分たちの村への帰途についた。

 

2

 ある朝、山道を歩く二人がいた。歩いているのは魔法使いのようなローブを着た男と女。どちらも真っ白なローブを身にまとっており、頭にはWizard’ hatを被っている。

「本当にこの奥に人狼たちの村があるの?」

 女が言った。

「ああ、この先の村から来たという男がこの花を持っているのを見たからね」

 そういって男が懐から取り出したのは、雪のように美しい白い花だった。

「この花は人狼族にしか育てられない」

「そうね。じゃあ、今度はこの村とふもとの村で遊びましょうか」

「ああ、楽しそうだね」

 男は鞄から、透明な液体の入った瓶を取り出した。

「この聖水を使えば、人狼はひとたまりもないよ。人間たちに上手く使わせよう」

「そうしよう、そうしよう」

 女はコンコンと気持ちの悪い獣のように笑った。そして、次の瞬間、つむじ風が通り過ぎていったと思ったときには二人の姿はどこかへと消えてしまっていた。

3.

夜の森の中、ミナは小さな身体で母を背負いながら歩いていた。母の背中には2本の矢が刺さり、衣服には血が滲んでいる。ふもとの村の人間たちが人狼族の村を襲ってきたのは、今朝のことだった。何があったのか、彼らは怒りに満ちた目で、矢を放ち、剣で切り付けてきた。毒が塗られているのか、人狼たちがその矢や剣を受けると身体が痺れるように動けなくなっていた。どうにか森の中に逃げ込んだミナとその母親だったが、たいまつを片手に生き残りを探す村人たちの手により、ミナの母親にもその毒がたっぷりと塗られた矢が刺さり、ミナは必死の思いで彼女を背負い、逃げていた。

「母様、もう少しで川です。そこまで行ったら毒を洗い流しましょう」

 ミナはもう意識が朦朧としている母親に話しかけ続けた。

 やがて、二人は川に辿り着いた。ミナは母親を降ろし、水をすくい、矢傷に水をかけ始めた。こんなことで母が助かるのか、そう思う気持ちを押し殺しながらミナは洗い続けた。

 

「ミナ、ここにいたのか」

 声が聞こえた方をミナは振り向いた。そこにはロックが息を切らしながら立っていた。

「村の皆がおかしくなったんだ。村に突然、現れた祈祷師だっていうやつらが、ミナの村にいる人狼を殺せって言い始めて……

俺やじいちゃんは必死で止めたんだけど、誰も言うことを聞いてくれなくって。じいちゃんも人狼の仲間だって捕まって……」

 ロックがミナたちの傍に来た。その目からは涙が流れ落ちている。

「ごめんよ。俺たち、何も出来なくって……」

 ミナは「ううん、最後に会えて良かった」と言いながら首を振った。

 そしてロックの声を聞き、ミナの母親の目が開いた。

「ありがとう、ロックさん。来てくれたのね」

「母様……、気が付かれたのですね」

「えぇ、ミナ。でももう、私は動けないわ。あなただけでも逃げなさい」

「嫌です、母様。それにもう逃げる場所なんてありません」

「大丈夫。雪月花は持っていますね?」

「はい」

 ミナは鞄から雪月花を取り出した。

「雪月花があなたをきっと守ってくれるわ。その花は私たち人狼族のお守りだから」

 ミナの母親がそう言い終えたと同時に、ミナの雪月花が光り出し、やがて光は全身を覆い始めた。

「さようなら、ミナ」

 次の瞬間、ミナの姿が忽然と消えた。混乱するロックにミナの母親はもうかすれ始めた声で話した。

「あの花の別名は“時の花”。危機が迫ったとき、持ち主の人狼族をここではない未来、ここではない場所に運んでくれるの」

「それじゃ、ミナは……未来に?」

 ミナの母親は力なく微笑みながら、うなずいた。

「じゃあ、あなたも早く……」

「駄目なの。あの花が送り届けることが出来るのは未来がある子供だけだから」

 そう言った後、ミナの母親は鞄から手鏡のようなものを取り出し、ロックに渡した。

「ロックさん、これは私たち人狼族に伝わる魔法の鏡。これは私たちの本当の姿を映し出す鏡ですが、意地の悪い残酷な狐の一族の魂を抜くことも出来るものです。きっと、祈祷師たちの正体は、その狐たちなのでしょう……。この鏡を使って、いつか私たちの仇を取ってください。未来のミナを守ってください」

 ロックはミナの母親から手鏡を受け取り、彼女の手を握りしめて言った。

「分かりました。俺が無理でも、俺の子供が、孫がいつかこの手鏡で狐たちを倒しますから」

 ミナの母親はニッコリと笑い、ゆっくりと目を閉じた。


4.

 人狼族の村が襲われたその日、山のあちこちでは雪月花が光を放ち、そして、たくさんの子供たちが未来へと送られた。

 

 ある子供は船に乗り、川から海へ出ようとしていたとき。

 ある子供は幼いころから大切にしている愛刀を握りしめたとき。

 ある子供は人間の友と傷ついた母親を村に残し。

 

 ある子供は雪の降る島の海岸で商店を経営する女性に助けられ。

 ある子供は禅都の侍の家に拾われ。

 ある子供はまた別の人狼族と出会い、子を産み、孫が生まれ、そして自分の生涯を穏やかに終える日が近づいてきていた。

 

 どの人狼の下でも雪月花は美しい、その白い花を輝かせていた。

 

―――――――――――――――――――

 老女が話し終えると、少女はすぅすぅと寝息を立てていた。老女は本を閉じ、窓から外を眺めた。窓から差し込む満月の光が二人の人狼族の影を静かに壁に映し出していた。

 

 「この世界にまだ人狼はいます、ロック、母様。」

(了)

《あとがき》

 ここまで読んで頂きありがとうございました。この作品は第三回飛鳥文学賞に提出した作品で、UO本(200ページ)一冊にまとめた、短編連作集でした。


 この物語は『人狼ゲーム』を下地にして作った作品ですが気付けば「人狼はいい種族」という何かゲームの基本からずれてしまったような気もしますが、不思議なものですね。はい、すいません。

 

 人狼ゲーム、ルールを知らない方はググって頂いた方が分かりやすいと思いますが、いくつか用語を利用しているので軽く説明をしていきます。

 

 人狼は人に化ける性質をもつ種族で、本来のゲームでは悪役です。毎夜、人を食い殺していき、その人狼が誰かを当てていくのがゲームの基本です。今回の物語では『満月の夜』のみに正体を現す、という形のみとっており、人を食うというのは間違った伝承として扱っています。

  霊能者はゲーム内では人狼の正体を見抜くことが出来ます。UO人狼ではBucklerをアイテムとして使用していますが今回は手鏡とさせていただきました。また普通の人狼では妖狐は正体を見抜かれると『呪殺』されるという設定があるため、今回は手鏡のもう一つの効果として『妖狐抹殺』の効果を与えました。

 妖狐はUO人狼では人狼側の存在ですが一般的には第三陣営と呼ばれ、村人・人狼陣営いずれかが勝利したときに生き残っていると勝利となります。そのため、今回は「人間」と「人狼族」を引っ掻き回す存在として登場させています。

 

 最後の台詞である「この世界にまだ人狼はいます」はゲーム内で使われる「この村に人狼はいます」からですが多分、ゲームをやったことがある人はピンと来てくれてるんじゃないかなと思います。

 

 この物語は「雪の章」「月の章」「花の章」の大きく三つで構成していますが、時系列的には花 → 月 → 雪の順に流れています。それぞれに色々な繋がりがあります。ロックの一族の子孫がスフィーダ、そしてサラになります。スフィーダの時点で手鏡が壊れ、霊能者としての一族の生き方は終わっていますが、サラは時を超えてきた人狼のキールに偶然、命を救われています。また平蔵は霊能者であるスフィーダにより命を救われた形になります。このようにロックの一族が人狼を助けることもあれば人狼がロックの一族を助けたりもしています。そういう視点でまた見て頂けるとより楽しめるかもしれません。


 ここまで読んで頂きありがとうございました。また感想、ご意見などあれば是非是非お待ちしています!


花の章